身体の仕事を奪わないで!

蜂蜜と抗菌

城春にして 草木深し

蜂蜜が最近注目されています。と聞き調べてみると注目されているのは、ほとんどが蜂蜜の抗菌作用のようです。

蜂蜜は、古代エジプトの時代から死体の防腐処置に使われており、切り傷や熱傷に塗布すると化膿など細菌のトラブル防止になります。

しかし、私は、抗菌作用目的で抗菌作用が高い蜂蜜を毎日(予防的に)食べることは、不自然なことだと思っています。

抗菌作用で有名な蜂蜜の代表は、マヌカハニーです。

数年前に健康の勉強を始めた時は、マヌカを毎日摂取すると、毎日抗生物質を飲むのと同じくらいの強い殺菌・抗菌作用があるので、自分の常在菌のバランスが壊れる可能性がある、と習いました。

強い効果があるものは、即効性があり、その時の症状を抑えることに強力な助けになるものの、それを使い続けると、また別の極性に傾いていく、というのは、蜂蜜に限ったお話ではありません。

どんな菌でも殺せるような殺菌能力の強いものは、もちろん私たちの皮膚や粘膜や細胞にも多大なダメージを与えます。

そして、現在マヌカハニーと名のつくものには、常用する以外の様々な問題があることもわかりました。

購買者が強く求めるがために、マヌカハニーが含有する『抗菌』物質(メチルグリオキサール)を化学合成物で添加したマヌカが販売され訴訟が起きていたり、毎年本来の生産量の約10倍近くの量が市場に流通していたり、など。

私は、今のところ自力で本物のマヌカハニーを探せる自信がないので、抗菌作用にあやかりたい風邪のひき始めなどは、ユーカリの蜂蜜の一種のジャラハニーやワイルドタイムの蜂蜜を舐めています。塩や無農薬の緑茶でのうがい、梅エキスのお茶なども併用します。

次に、その時に美味しいと思う蜂蜜を舐めたいと思えば舐めます。それは「身体の中の菌やウィルスを殺して!」というための蜂蜜というよりは、「その菌たちと戦うための私のエネルギーに力を貸して!」というための蜂蜜です。

自分の身体の仕事を奪わず、できる仕事は極力自分のエネルギーで行うこと、そのために日頃から自分の身体の余計な仕事を増やさず、サポートになってくれるものを用意しておくこと。

その頼もしいサポーターが私にとっての蜂蜜です。

P.S.

抗菌のお話の続きで、

私が師事しているHolistetique代表代替医療師バニラさんこと有馬陽子先生が、今話題になっている次亜塩素酸水についてのとてもわかりやすい記事を今朝書かれていたので、是非読んでみてくださいね。

https://ameblo.jp/holistetique/entry-12590525672.html