ミトコンドリアとエネルギー

甘いものは身体に悪い?②それはどんな甘いものですか?

五月
悲しめるもののために
みどりかがやく
苦しみ生きむとするもののために
ああ みどりは輝く

私が一番よく食べていた甘いもの(糖質)は、添加物や植物油脂がたっぷり入ったチョコレート菓子でした。

添加物は消化にかなりのエネルギーを消費しますが、植物油脂であるpufa(多価不飽和脂肪酸)は、エネルギーの元である糖が細胞に入る(エネルギーを作る)邪魔をします。これが続くと細胞に糖が入っていない状態になります。なので、甘いものを食べても食べても低血糖のようなフラフラの状態になるのです。仕事中も家でも食べても食べても全然満たされず、食べ過ぎて気持ち悪くなったりしていました。

更にエネルギーを作る指令を出す甲状腺にも大きなダメージを与えます。甲状腺機能が低下すると、エネルギー生成のために必要な甲状腺ホルモンや酵素の分泌も乱れ、結果的に更に低エネルギーの状態が続きます。

また、油の処理を担当する肝臓にも大きなダメージを与えます。すると、糖が入ってこない時に使われるグリコーゲン(貯蔵エネルギー)もあまり蓄えることができません。

その他にも、pufaは、たくさんの身体の働きや臓器そのものにダメージを与えます。

疲れて、おそらく身体はエネルギーが欲しくて甘いものを食べ続けていたのに、エネルギーが作られにくくなり、更に疲れる状態を作っていたことを、その時の私は知りませんでした。

今では、植物油脂が入った甘いものは、元気な時しか食べなくなりましたし、食べたいと思うことも少なくなりました。本当に疲れている時や、エネルギーが欲しい時は、植物油や植物油脂が入っていない甘いものが良いですし、慢性疾患がある場合は、それはどんな甘いもの?と吟味することも必要だと思います。