身体の仕事を増やさないで!

妊娠中・授乳中の蜂蜜と消化に良いタンパク質のとりかた

遠き山に 日は 落ちて
BBQにも蜂蜜♡

「妊娠中・授乳中に、蜂蜜を食べてもいいですか?」という質問をよくいただきます。

食べたいと思うなら、美味しいと思うなら、もちろんイエス!です。

ブドウ糖果液糖(フルクトースコーンシロップ、異性果糖など言われるもの)が蜂に与えられたり、蜂蜜そのものに混ぜられていない限り、蜂蜜が体内で、身体の働きを邪魔することはありません。

すぐにエネルギーとなる単糖は、身体にとって1番使いやすいエネルギー源です。

少し喉が痛い時に、蜂蜜を舐めただけでその痛みが消えるのは、粘膜ですみやかに単糖が吸収され、その場で即、修復のエネルギーとなるからです。

もちろん元気な人やpufaの害が少ない人は、お米や焼き芋を食べてもエネルギーになりますが、デンプン質を体内で使える単糖にするのにも、エネルギーを消費します。

妊娠中や授乳中などのエネルギーがたくさん必要な時期、お腹が空いてたくさん食べる方が多いと思いますが、食事の前後に蜂蜜を食べて、消化を助けてもらうのもおすすめの食べ方です。

また、妊娠中・授乳中でお問い合わせいただいた方に、おすすめのタンパク質の取り方もお伝えしています。

ひとつ目は、お肉を食べる前の下ごしらえです。

食べる前に、麹類、味噌、すり下ろしたタマネギ、塩や黒糖、舞茸などにつけて冷蔵しておきます。次の日には、漬け込んだものによってお肉のタンパク質が分解され、柔らかくなって、消化へのエネルギー負担が減ります。

生姜やニンニクやクミンなどのスパイスも一緒に漬け込んでおくと、更に美味しくなります♡

私は、だいたい2日くらい冷蔵庫に置いて、かなり柔らかくなったお肉の をグリルで焼いたり蒸して食べることが多いです。

ふたつ目は、手羽先・手羽元・鶏ガラ・スペアリブ・オックステールなどの軟骨や骨や皮の部分を煮込んだコラーゲンスープです。

煮こごりと呼ばれるようなプルプルのコラーゲンの中には、糖に例えると単糖のような小さなアミノ酸になっており、吸収しやすいです。

更に、お肉を食べた後に、お腹が重く感じることがある場合は、付け合わせをお米ではなく、お芋や人参などの根菜にすると消化が軽くなります。

もちろん、消化にはよく噛んで、出来るだけその後の消化管がする仕事を減らしてあげることが大前提です。