約2年くらい、ほぼ毎日家でコーヒーの焙煎をしています。
初めての方にお伝えする時は、初めて焙煎して飲んだ瞬間がクリアに蘇り、私ももう一度体験するようで毎回わくわくします。
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焙煎は、焙煎器を温めるところからスタートします。
細い煙の合図、残った豆皮の芳ばしい香り。
熱した器から出るもや、炎の気配、季節によって感じる暖かさや暑さ。
上半身前面でキャッチしながら生豆の瓶を開け、焙る前の匂いを胸いっぱい吸い込みます。
生の豆のぬるい、若草のような匂い。
ザラザラと豆が焙煎器に落ちる軽快な音。混ざり合ういろんな香り。
パチリと豆がはぜる音が始まると、焙煎器を左右に豆を転がしていきます。
手首やお腹に感じる炎の熱。
穴を覗き込んだ時の炎の圧と豆の香りと音と色を顔面に受けて…視覚も嗅覚も聴覚も触覚も総動員する瞬間。
部屋中幸せな香りが広がります。
豆を挽く音、お湯がステンレスのポットで沸騰する音。挽いた後の粉の香りを思いっきり吸い込んだら、ペーパーフィルターに整えて優しくお湯を注ぎます。
むくむくと湧き上がる焦げ茶の粉の泡雲。可愛くて可愛くて何回見ても微笑んでしまいます。
思考は走らず、感覚が際立つ約10分間。
無心のことが多いです。誰かに話しかけられなければ!
2〜3回分の豆ならほぼムラなく1度に焙煎できるので、まとめて焙ることも多々あります。
あー昨日もう1回分焙っておけばよかったーって朝もありますが。
いざ焙煎器をコンロにのせると、五感と炎が共同作業する至福の時間が始まります。
五感で味わう家庭焙煎コーヒー、体験してみませんか♡
コーヒー家庭焙煎体験
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